検証事例


人工ニューラルネットワークや自己組織化マップを利用したこれまでの検証事例をご紹介します。

治療後の経過予測、疾患の発症予測、治療の効果予測を行っています。

胃ろう造設患者の予後および肺炎発症の有無の予測


胃ろうは経口摂取不能な際に有用な手技ですが、肺炎のリスクは変わらない、予後は改善されないとの報告もなされています。造設時には死亡も含め合併症も一定の割合で存在します。

しかしながら、実際の臨床の中では胃ろう造設後に肺炎の発症もなく高いQOLを保ち長期予後が得られる方も経験します。多くの研究がなされておりますが、これまでに胃ろう造設後の予後や肺炎発症の有無を予測する手法は存在してきませんでした。

我々は臨床で得られるいくつかの情報および患者血液検査データからその後の予後を予測する手法を開発いたしました。

予後を日数により3段階に予測いたします。また肺炎発症の有無を90%近い精度で予測いたします。

本研究は論文発表および国内特許を取得しております。現在国際特許を申請中です。

 

論文および特許


本研究は般化能の向上を目指し、NPO法人PEGドクターズネットワークとの共同研究を行っております。

 

本研究は血液検査等から実際に予測可能です。予測のページ(事前登録が必要です)またはお問い合わせよりご連絡ください。

 

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メタボリックシンドロームの発症予測


食生活やライフスタイルの変化とともに生活習慣病は急増しています。

多くは症状が無いために健康診断や人間ドックで指摘されても改善へのモチベーションがわかないことも多く、患者も指導する医療者も悩むポイントになっています。事実「このままの生活を続けると脳梗塞のリスクが2倍になります」と言われても、もともとの発症リスクが0.1%程度の場合、0.2%となることにどれだけの意義があるのでしょう。健診を受けた方に「では私は発症するのですか?」と問われた時、医師は「それは分かりません、可能性が普通の人より高いということです」と答える以外に術を持ちません。

 

我々は系時的な健診データの解析を行い、健診時の項目から6年後にメタボリックシンドロームとなるか否かを感度特異度ともに90%以上の高い精度で予測することに成功しました。

本研究は論文発表を行い、特許を申請しています。

 

論文および特許


本研究以降新たに開発したツールの一部は第88回日本産業衛生学会での口演発表が決まりました。


本研究は健診結果等から実際に予測可能です。また、データヘルス計画にご利用いただいております。

予測のページ(事前登録が必要です)またはお問い合わせよりご相談ください。

 

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潰瘍性大腸炎患者の長期経過予測(手術の有無)

難病である潰瘍性大腸炎は日本で急増しています。

多くの優れた研究がなされ治療方法も日々進歩していますが、長期経過を予測する手法は乏しいのが実情です。

 

なかでも手術となるか否かは治療法の選択の上で、またQOLの上で大きな問題です。我々は過去の臨床データから、いくつかの入力項目をもとに将来手術を要するか否かの検証を行い、感度特異度ともに95%以上の高い精度で予測可能なツールを開発いたしました。

このツールでは免疫調節薬の使用についてもシミュレーションを行うことが可能ですので、適切な薬剤の使用を検証することも可能です。

 

本研究は論文発表を行い、国内の特許を取得しました。現在国際特許を申請中です。


論文および特許


本研究は臨床データを用いて実際に予測可能です。予測のページ(事前登録が必要です)またはお問い合わせより御相談ください。


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C型肝炎患者に対するPEG化インターフェロン+リバビリン併用療法によるSVRの予測

C型肝炎に対する治療法の進歩は目覚ましく、現在のガイドラインに必ずしも合致してはいませんが、検証時点で推奨された治療方法による臨床経過、そのSVRをもとに治療効果を予測しました。

 

遺伝子型を検査するのは現在では一般的となっておりますが、一部は検証が難しいものもあります。また、薬剤の投与量についても減量の基準はありますが、それにより治療効果にどのような影響が表れるのかを推測することは非常に困難です。治療によりSVRが得られることは非常に望ましいことですが、一方で治療の副作用もあり治療に踏み切れない方や、治療を中断せざるを得ない方も実際にはいらっしゃいます。

 

本研究では感度82%、特異度88%の結果と同時期においては非常に高い予測効率が得られました。予測ツールでは投与薬剤の量をシミュレーションすることが可能であり、副作用が懸念され減量した際の効果も事前に推測可能であり、治療判断の補助として有用です。

 

本研究は論文発表を行っております。

 

論文

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